森の助手日記 Vol.16「第3回 KOA森林塾2019開催しました!」

7月20日(土)~21日(日)にかけて、第3回KOA森林塾を開催しました!

1日目は、KOA森林塾のOBで元上伊那森林組合の職員でもある芳賀さんが講師に来てくださり、間伐の授業。今回は、あまり使わなかったチルホールなどの牽引具(木を引っ張る道具)を使って、作業を行いました。

段々と、思い通りに目標場所へ倒せるようになってきた塾生たち。

今回は講師はあまり口出しをせず、伐倒する人がリーダーとなり作業指示を出してもらいました。3回目ともなるとグループ内の連携もスムーズで、積極的にコミュニケーションを取りながら伐倒の準備が進んでいきました。

休憩時には、講師の芳賀さんから木こりになった経緯などのお話を聞くことができ、有意義な時間を過ごせていただけたのではないでしょうか?

(講師の芳賀さんは、46歳で脱サラをして森林組合の現場作業員として定年間際まで働かれていた経歴の持ち主です。異色の経歴に、皆さん興味津々でした。)

2日目は、間伐と搬出の授業。

搬出の講師は伊那谷で一人親方の木こりとして活躍している松岡さんに来ていただきました。(間伐は引き続き、早川先生です)

先ずは、ロープウィンチの概要について山小屋で座学。

その後、現場にて搬出の作業を行いました。

伐ったばかりの木は、水分を沢山含んでいる為とても重たく、人の力では中々動かすことが出来ません。林内作業車などの機械を買うとなると、数百万かかってしまいます・・・。

一番手ごろな出費で搬出の作業をすることが出来るのが、このロープウィンチの機械なんです。

搬出の作業は、物理の知識を呼び起こしながら行います。また、ロープウィンチは複雑なロープワークのスキルも必要となってきます。

その複雑なシステムに頭がこんがらがってしまうこともあるのですが、松岡先生は分かりやすく丁寧に教えてくださいました。最後には、ロープワークの練習も行いました。

最終日の終わりに、「えらい成長した!みんな、一皮も二皮も向けましたね!」と嬉しそうな表情で教えてくれた早川先生。

現場の森の中には光が差し込み、努力の結晶(沢山の玉切った丸太)ができました。

今回も、誰一人ケガをすることなくKOA森林塾を終えることが出来て、ほっと一安心をしています。(それも、早川先生をはじめとした講師の方々の徹底した安全管理のおかげです。本当にありがとうございます。)

今回の塾生たちは、山仕事の技術を身に付けるだけでなく、切った木をどうやって利用するのかという、更に先の視点を持って塾に挑んでいる姿勢が印象的でした。

 

「自分で伐った木をどうやって使おうか。」

「どうやって付加価値を付けようか。」

考えるだけで、ワクワクしませんか?

今回の塾生たちは、常にその視点を持って山に入っているように感じ、嬉しかったです。

 

2019年度のKOA森林塾入門編は、これにて終了です。

次は、11月2日(土)~4日(月)にかけて行われる、KOA森林塾中級コース。

プログラムの詳細は追ってご案内しますので、お楽しみに!

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▼KOA森林塾中級コース 概要

・日程:11月2日(土)~11月4日(月)

・時間:9時00分~15時30分

・参加費:32,400円(税込)+保険料 3,000円

・定員:4名

・お申込み/お問い合わせ:株式会社やまとわ(担当:榎本)

・電話:080-6998-2078

・mail:enomoto@yamatowa.co.jp

・講師:NPO法人森の座 代表 西村智幸 氏
 KOA森林塾OB。山仕事に魅了され平成17年秋にNPO法人森の座を設立。森林と人々を繋ぐ「仲介者」として、また森林を資源や文化として次世代へ引き継いでいく「伝達者」として、森林施業をはじめ炭焼きや薪の販売など森の副産物を多面的に活用した生業を伊那谷で営んでいる。プロの山師としての数々の経験と豊富な知識をもとに行われる分かりやすい指導に定評がある。( NPO法人森の座 公式HP ⇒ http://r.goope.jp/morinoza

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