助手の森日記 Vol.18「KOA森林塾のOBが立ち上げた、”湯河原森のなかま”について」

KOA森林塾の事務局を長年務めてきた早川さんが、嬉しそうに話す「湯河原の森の仲間」の活動。「あそこの人たちは、すごいですよ。」と話してくれるので、ずっとお伺いしたいなとずっと思っていました。そして、今年の4月、念願叶って、ようやく早川さんに連れて行ってもらうことが出来ました。

今回は、早川さんとNPO法人森の座代表である西村さん、そして私の計3名で伺った湯河原森の仲間の活動について綴りたいと思います。

「 湯河原森のなかまとは? 」

「湯河原の森のなかま」とは、KOA森林塾OBの水津敏さんが立ち上げた森林ボランティア団体です。神奈川県湯河原町にある約1haの森を活動拠点としており、10年近くに渡って整備を続けていらっしゃいます。

今回は2日間に渡って「チェーンソー講習会」を行いました。

参加者は13名。日ごろ、神奈川森林インストラクターのメンバーとして森林トレッキングの案内などをされている玄人たちが多くいらっしゃいました。

山に入る前に、山の神さまに安全祈願。

山の入口にお社があるのですが、湯河原森のなかまの人たちは、いつもお参りしてから山に入っているそうです。

「 居心地のいい山 」

山に入ると、そこは、ヒノキ林が広がっていました。

適度に間伐がされていて、林内にも光が差し込んでいます。

何て居心地がいいんだろ、五感でそう感じました。

(携帯で撮影をしたので、あまりいい写真が撮れませんでした・・・)

水津さんに話を伺うと、この場所は立ち上げた当初に間伐をしたエリアで、最初は鬱蒼とした森だったそうです。

直ぐには目に見えた成果が出にくい森の整備。

だけども、想いを持って丁寧に整備をすれば、こんな森に生まれ変わるんだと、少しワクワクしました。

「チェーンソー講習会について」

さて、自己紹介と準備運動が終わったら2班に分かれて間伐の実習に。

下の写真は、講師の西村さんからチェーンソーの切れる刃と切れない刃の違いについて、レクチャーを受けている様子です。

受講された方が真剣に講師の方の指導に耳を傾ける様子が、強く印象に残っています。

そして、なんといってもチームワークの良さにも驚きました。

伐倒をする人以外も、各々で仕事を見つけ、連携を取りながら伐倒の準備や後片付けを行います。

中には、足場の悪いところでの作業もありましたが、なんのその。

皆さん元気に、どんどん木を伐って、枝を払っていきます。

このチームワークは、長年この場所を整備してきたからこその賜物なんだなと感じました。

2日目の朝、6時半にはみんな外に出てスローラインの自主練習をしていました。

6時半といったら、私がいつも目を覚ます時間です。

しかし、みなさんは練習の前に散歩をしたり各々の時間を楽しんでいたとのこと、そのパワーはどこから湧いてくるんだろうと、びっくりしました。笑

その他にもお伝えしたいエピソードは沢山あるのですが、最後に特に印象に残ったエピソードをいくつかご紹介させてください。

湯河原森のなかまの方々は、伐倒した木の樹齢と伐採者の名前を、切り株に書き記していました。

今までに何百本と木を伐っていらっしゃるそうですが、その樹齢と伐採者名、樹高と胸高直径、全てのデータが蓄積されているとのこと、これはすごいなと思いました。

また山の中で珍しい植物やきれいな花があると、これは「〇〇という植物だよ」と教えてくれます。

その姿を見て、みんな、心から自然が好きなんだなと心が温かくなりました。

お昼ご飯の時には、コーヒーを持ってきてくれたり、甘いお菓子のおすそ分けを頂いたり。

森の中で飲むコーヒーと甘いお菓子の組み合わせは、最高ですね。

森が大好きで、とことん楽しんでいる人たちと過ごす時間は、本当にかけがえのないものでした。

お世話になった水津さんをはじめとした湯河原森のなかまの皆さん、講師の西村さん、そして私を連れて行ってくださった早川さん、本当にありがとうございました。