森の助手日記 vol.19「KOA森林塾中級コース~森の道中編~開催しました!」

11月2日(土)~4日(月・祝)にかけて、KOA森林塾中級コースを開催しました!

講師は、NPO法人 森の座代表の西村さん。

今回は、下記の流れに沿って、プログラムを行いました。

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1日目 森を知る
    (樹木分類トレッキング・林班図の見方を学ぶ・施業計画書の作成)

2日目 安全に伐倒する方法を習得する
    アカマツの利用方法について学ぶ

3日目 チームで木を伐倒をする
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1日目/森を知る授業

まず初日は、森を知るところから。今回の現場は、1haもない小さな森です。

しかし、そこには色んな植物や虫たちが暮らしています。多様性に満ちた空間です。

山主さんが10年以上前に、植林をしたコナラ。

少し、紅葉が始まっているカエデ。

森を歩きながら、西村さんが色々な植物を説明してくれます。

木を知る時間は、いつも楽しいですね。

受講生の皆さんも、興味深そうに西村先生の話に耳を傾けていました。

森と親しんだ後は、施業計画づくり。

山主さんは山に対してどんな想いを持っているのか、それを踏まえたうえでどんな森をつくっていくのか。

森林整備をするためには、どんな準備が必要なのか。

西村さんの普段の仕事の流れも紹介してもらいながら、じっくりと考えました。

森を知ったら、次はいよいよ伐倒です。

チェーンソーの大きな音が、森に鳴り響きます。

受講生の皆さんも、一瞬にして引き締まった表情に。

木が倒れると、森の中から見える空が急に広くなりました。

2日目/安全に木を伐るノウハウを得る、利用方法を学ぶ

2日目は、初日に感じた課題などを踏まえて、それを改善できるように、受講生の方に目標を立てていただきました。

1日目よりも格段に上手になっている皆さん。

少しずつ、チーム内での連携も増えているように感じました。

お昼休憩に入る前、先生から課題が出されました。

「さっき伐ったアカマツとヒノキは、いくらだと思いますか?」

4mのアカマツと、3mのヒノキ。

真剣な表情で丸太をみて、あれこれ考えながら計算をする受講生たち。

丸太の材積の計算方法は、「直径×直径×長さ」で導き出すことができます。

少し、ざっくりとした計算方法になるのですが、一般的にこの方法が使われています。

その計算で出た材積に、1㎥あたりの価格を掛けると、丸太1本の金額がでます。

西村先生の見立てだと、末口直径18cmで3mのヒノキは972円、同じく末口直径18cmで4mアカマツは777円になるとのこと。

ある方が、「思ったよりも安いですね。」とポツリと呟きました。

一般的な価格(市場価格)だと、このくらいの値段になってしまいます。

だけど、西村さんは、「森の座では、丸太を製材して、板にしてから販売をしたり、枝葉をアロマ用に卸したり、幅広い材の活用を通して、付加価値を付けています。」との説明がありました。

一般的な価格は低いかも知れないけど、伊那谷に木に関わってナリワイをしている人たちは、色んな方法で木に付加価値を付けています。

弊社の新ブランド、pioneer plants(アカマツ利用の事例)も少しご紹介させていただきました。

[3日目/チームで木を伐る]

今回は、ある参加者の方の都合が悪くなってしまったため、2名でプログラムを行いました。

最終日は、チームで連携を取りながら木を倒します。

先生からのアドバイスはありません。
(どうしても何か聞きたいときに、1回だけ使えるお助けカードを西村さんが用意してくれました)

何の道具を使って木を倒せばいいのか、どの方向に倒せばいいのか、どういう危険性があるのか・・・。

1つ1つコミュニケーションを取りながら、丁寧に伐倒の準備を進めてい行きます。

3日間の集大成。何とか、無事に大きなアカマツを倒すことが出来ました。

今回も、無事に全プログラムを終えることができ、ほっとしています。

これも、講師の西村さんの徹底した安全管理と、参加者の皆さんが安全に対して意識をしていただいたおかげです。

ありがとうございます。

最後に、講師の紹介をさせていただき、KOA森林塾2019中級編の報告を終えたいと思います。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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NPO法人森の座 代表 西村智幸 氏

 KOA森林塾OB。山仕事に魅了され平成17年秋にNPO法人森の座を設立。森林と人々を繋ぐ「仲介者」として、また森林を資源や文化として次世代へ引き継いでいく「伝達者」として、森林施業をはじめ炭焼きや薪の販売など森の副産物を多面的に活用した生業を伊那谷で営んでいる。プロの山師としての数々の経験と豊富な知識をもとに行われる分かりやすい指導に定評がある。

( NPO法人森の座 公式HP ⇒ http://r.goope.jp/morinoza
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