第9回 基本の木会議「グリーンウッドワーク編」

少し前の話ですが、2月末に「基本の木会議」を行いました。

既に8回の開催をしてきたこの会議。これからは、その様子も記事として記録していきたいなと思っています。

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\ 基本の木会議 とは ? /
 
2か月に1回のペースで開催される、やまとわの全体ミーティング。テーマも、開催場所もその時の担当者が自由に決めることができます。それぞれの拠点で働いているスタッフが一同に集い、その時のテーマでディスカッションをしたり、勉強をしたりしながら、スタッフ1人1人のスキルアップを図るものです。
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今回は、木工事業部の職人2人が担当でした。テーマは、‟グリーンウッドワーク”。これは、生木の丸太を手道具などで加工し、ものをつくる手法です。

久保田・近藤:「やまとわは地域材を扱っている会社です。だけど、デスクワークの人など、木に触れる機会が少ない人が多いと思います。なので、今回はグリーンウッドワークを通して、木に触れて物をつくる楽しさを感じて欲しいです。そしてぜひ作ったものを暮らしの中で使ってもらえると嬉しいです。」

担当の久保田さんと近藤さんが話します。

材料となる木は、農と森事業部が施業していた現場から集められたコナラ、ヒノキ、カエデ、サクラ、アカマツ、計5種類の木が用意されていました。

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《 グリーンウッドワークの手順 》

① 丸太の皮をむきます

② つくりたいものをイメージして、材料の長さを決めます

③ 加工しやすいように、刃物で割っていきます

④ のみや小刀を使って、木を加工していきます

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ここで、社長から一言アドバイスがありました。

社長:「木もと、竹すえという言葉があります。木を加工する場合は、元(根っこ側)から刃物を入れないと、木肌を痛めてしまう。反対に、竹を割る時は、先端(すえ)から根っこ(もと)にかけて刃物を入れないと、きれいに割ることができない。なので、どっちが元なのか、木をじっくり見ながら加工してください。」

普段デスクワークをしているスタッフなどは、「へー!」と目を丸くしながら頷きます。

近藤:「やまとわは、手仕事の技を大切にしている会社です。なので、今回は電動工具は一切使わず、手道具のみでのものづくりに挑戦してもらいたいと思います。」

職人以外は、初めて目にすることが多い道具たち。

どうやって使う道具なのか、恥ずかしながら私は全く分かりませんでした。

道具を使った皮の剥き方や穴の開け方、鉋の使い方などを近藤さんと久保田さんが説明してくれます。

さて!いよいよいよ、実践です!

各々が好きな木を選び、作業に入っていきます。

真剣に、そして楽しそうな表情で木を加工していくスタッフたち。
普段使ったことのない道具で加工をしていきますが、全体的にとてもスムーズに進んだように感じました。

終わりの時間が迫ってきても、「もっとやりたい」「もっと作りたい」という雰囲気を醸し出すスタッフたち。夢中になってものづくりに挑む時間は、とても心地よかったです。

最後は、それぞれが作った作品の発表と、感想の共有。

スタッフ:「今、子供がお箸のトレーニングをしていて、お母さんが作ったお箸だと使ってくれるかな?と思って、一生懸命つくりました。木の特徴なども知れて、とてもいい時間でした。」

子供用のスプーンやお箸、調理用スプーンや一輪挿しなど、個性あふれる素敵な暮らしの道具が完成しました。

森の資源が、少し手をかけてあげることで暮らしの道具になる。グリーンウッドワークを通して、改めてものづくりにたいする知見を深めることができたのではないでしょうか。

さて、次回の基本の木会議はどんなテーマで行われるのか。
今から楽しみです。

おわりに

休憩時間には、スタッフ手作りのお菓子とホットドリンクの差し入れが。これまた、とても幸せなひと時でした。