助手の森日誌Vol.3「2018年KOA森林塾スタートしました!(2日目)」

森林塾2日目/「森をデザインする、森林調査」

この日は朝から雨が降っていました。

前々から天気予報で雨が降ることは分かっていたので、参加者には雨対策を万全にして来ていただき、何とか雨の中でも開催することができました。

朝一番、講師の早川先生より山の見方や調査の仕方などの講義。

山造りをする上での心得や必要な知識、気を付けることなど、KOA森林塾にて24年間伝え続けられてきた山の知恵を、今年の参加者にも伝えていきます。

先生の言葉を全部受け止めて自分のものにしようと、真剣な眼差しで授業を受けていらっしゃる参加者の方々の様子がとても印象的でした。


森林調査の予備知識を学んだら、いざ現場へ出発!

雨具を着て、長靴を履いて、みんなで現場へ向かいました。

現場は混んでいる森のため、そこまで雨が気になりませんでした。
(事務局、ホッと一安心。)

10m四方の中に生えている木々の本数、直径、高さのデータを専用の道具を使って取っていきます。

山の中で頭を使う作業は、心地よいものですね。

雨足が弱まったので、早川先生が伐倒のデモンストレーションをしてくださいました。

木屑と共にチェンソーの大きな音が森の中に鳴り響く時間は、なんとも言えない緊張感に包まれます。

ドサッと木が倒れた瞬間、参加者の表情は一気にほころび、拍手が起きましたが、早川先生は淡々と後始末(枝払いと玉切り)をされていました。

午後は、持ち帰ったデータをもとに森林分析。

早川先生が倒した木の玉切ったものを持って帰り、1本1本年輪を数えます。

この木の樹齢は30年でした。

樹齢を調べた後は、掛け算や割り算、ルートなど数学の知識を呼び起こしながら、調査地の森をさらに詳しく分析していきます。

眉間に皺を寄せながら計算している参加者の方もいらっしゃいましたが、如何に調査地の森が混んでいるか、五感でも、そして数字を通して論理的にも感じていただけたのではないでしょうか。
最後は無事に、今後の森の施業方法について共有することができました。

分析後、良いお天気になってきたので山小屋周辺の林を見て歩きました。

ヒノキとサワラの違い、キノコの説明、かつて森林塾で施業した森の現況説明など、次から次へと解説してくださる早川先生。

その底なし沼のような圧倒的な知識量に、いつもいつも感嘆させられます。

「この林混んでるな、間伐しないと。」と、参加者の方が最後にポツリと仰ったその言葉が、とても嬉しかったです。

次回は、5月12日(土)~5月13日(日)のチェンソー&伐倒講座。
参加者は随時募集しております。
興味を持ってくださった方は、ぜひやまとわまでお問い合わせください。

皆さまと一緒に伊那の森を整備できることを、心から楽しみにしております。